クリスタル位牌製作を実現させた社員の思い出

クリスタル位牌製作を実現させた社員の思い出

思い出をもって臨んだ会議、結果は?

スタッフCはそれなりに……いえ、結構な自信をもって位牌トロフィーの提案に臨みました。自分でなんとなく、位牌っぽいラフスケッチを作成もしました。

しかしながら……最初に会議で発表したときの反応はイマイチでした。

後から思い返してみたら、自分ひとりで盛り上がってしまっているので、なぜ位牌でなければいけないのか、戒名を書くということがどういうことなのか……そんな視点が抜けてしまっていました。

大事なのは、みんなが故人を偲ぶということが、どれだけ今の私たちを支えてくれているかということを感じ取れることでした。ただ、クリスタルで形を真似しても、そんな気持ちを真似することはできなかったのですね。

それに、もともとある商品を、しかも伝統のある商品を後追いで作って意味があるの? オリジナルクリスタルを作れるというアピールとして正しいの?

もっともな意見でした。

 

Award Lifeのクリスタル製品

そもそもアワードライフのオリジナルクリスタルの特徴はなんだったでしょうか。ただ小ロットでオリジナルのクリスタルガラスを作成できるというだけではありません。

もともと、トロフィーを仕入れて販売していた小売・卸売の会社が、自社でオリジナルのクリスタルトロフィーを企画、作成することを目的にスタートしています。そのため、自分たちで作ったクリスタルの商品を販売することでお客様と打ち合わせやデザインの調整を行うという、ただのメーカーにはないデザイン力、企画力があります。

さらに、同じく歴史ある日本のトロフィーの中でも比較的新しい、クリスタルのトロフィーに美しい彫刻やダイレクトにカラープリントする技術など、ただクリスタルガラスの形状を整えるだけではないノウハウがあります。

つまり、クリスタルガラスの形状に加え、高いレベルの表面加工、装飾をワンストップで施せるからこそ、トロフィーというハレの日に使う賞品を世に送り出せています。

これこそが、Award Lifeのクリスタル製品をお客様に選んでいただいている理由でした。

 

クリスタルトロフィーで培ったノウハウをもう一度

あらためて、Award Lifeのオリジナルクリスタル製品でなにができるか? と考えたスタッフCは、まだオリジナルのクリスタル位牌の製作を諦めていませんでした。

とはいえ、諦めていなくても、アワードライフのオリジナルクリスタルについて考えてみても、自分の位牌に対して考えている思いを、皆さんの思い出を形に残すだけの製品を形にする力はないな……と考えました。

そこで、本当ならある程度企画が認められてからやるべきだったのですが……先にクリスタルトロフィーのデザインを手がけてきた社員・部署に声をかけることにしました。アイディア自体が全然だめなら、まあ、断られるだろうしそんなひどいことにはならないだろう、なんて勝手なことを考えていた気がします。

なお、アワードライフでトロフィーのデザインをしているデザイナーは、立体のデザインだけでなく、もともとはトロフィーや楯に、表彰文を美しくレイアウトして皆さんの思いを伝える仕事も長くしていました。

そのため、置物としてのカタチだけではなく、刻まれる皆さんの気持ちのこめられた文章を美しく演出することも考えてデザインしています。ぱっと見ると、お祝いと戒名では真逆のような気もします。

しかし、お葬式や戒名は悲しい気持ちだけではなく、その功労を称える気持ちがこめられていますから、全然違うということはない、むしろアワードライフでトロフィーをデザインしていた経験が生きるはずだ、とスタッフCは考えたのです。

果たして、話を聞いたデザイナーは、名前や戒名だけではなく、いろいろなメッセージや写真まで入れられる広い面を持ち、偉勲を称えるためにトロフィーのイメージを位牌にこめてデザインを描きだしました。

 

担当したデザイナーの思い

今回、トロフィーを作り、オリジナルクリスタル製作のお手伝いをしていたブランドが、どういう経緯でクリスタルの位牌を作ることになったのか……ということを記すにあたってデザイナーにも話を聞いてみました。

今までとは全然違う製品のデザインだったので、きっとびっくりされたと思います。ですので、話を聞いての第一声が、「位牌トロフィーって、売れるのかな? と思いました」と、大変にお仕事として、スタッフCなんかよりずっと現実的な感想だったようです。

とはいえ、しきり直して、デザインを考え、手を動かすうちに、都会の1人暮らしの方、派手に見える夜のお仕事の方々も、ふと亡くなった親しい人を思う時間って、自分と同じようにみんなあるんだろうな、と思ったそうです。夜のお仕事の方々というのは、弊社の支店が新宿にあり、お客様としてよくご注文を下さるためにそう考えたそうです。

仏壇がなくても、忙しい中で、ちょっとした祈りの時間をもち、日々を生きる人の支えになるような気負いのない位牌トロフィー、あって欲しいな。そう思えた途端、有り難さと畏れ多さを感じ、震えたそうです。一方で、お願いしたデザイナーさん自身母を亡くしているので、以前より位牌を身近に感じることに老いを感じ、戸惑ったそうです。

スタッフCはデザイナーさんの境遇は知らなかったのですが、そんな事情もあって最初の、プロトタイプのデザインから「位牌」について感じて、考え抜いたものを作り出すことができました。

お位牌にとどまらない、お位牌トロフィーとして再定義することによって、アワードライフのトロフィーと同じように、名前や戒名だけではない、いろいろなメッセージを入れられる広い面を持たせました。そして、トロフィーのイメージをあわせることで、供養や祈りに加えて、故人を称えようという願いが込められました。

 

そして、最初はやはり戸惑いながらも、弊社デザイナーが形にしたデザインを持って、スタッフCはもう一度提案に臨みました。

crystal
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